100%実体験 言葉の使い方講座

タイトル通り100%実体験から例題を出しています。何かのお役に立てれたら嬉しいです。

『寂しかった』の使い方

パパのお母さんからお金を貸してと電話がきて 振り込んでからまた音信不通になった

パパは酔った時「なんでまた俺から遠ざかるんだろう」と寂しげに言っていた

私はもういんじゃないかって思っていた

もう親子じゃなくていんじゃないかって思ってしまうのは 私の親じゃないからなのかな

パパは大人になっても まだお母さんを求めていた

音信不通になってから何年か経ったある日

パパのお姉さんから電話がきた

「お母さんが乳癌でもう長くはない」

パパは何年ぶりでお母さんに会いに行った 未払いの入院費など色々パパが全て払った

そして お母さんは亡くなった

パパは「思い出が一つもない

と泣いていた

「もっと一緒に旅行とか行きたかった」と泣いていた

 

楽しい思い出があっても楽しい思い出を思い出し人は泣く

思い出が一つもなくても思い出がないと人は泣く

最後のお別れの時

 

パパ「産んでくれて有難うって言わなきゃな」と呟いた

 

ママ「本音言いなよ 最後くらい本音を言いなよ ずっと寂しかったんでしょ?

最後くらい本音言いなよ」

 

パパは泣いていた

 

ずっと寂しかった

ずっと言えなかった言葉

大人になっても寂しかった

お母さんの手作りのご飯を食べてみたかったと泣いていた

 

寂しい時は寂しいと相手に伝えましょう 強がる必要はありません

大人になっても寂しい時はあります 素直に寂しいと相手に言える事がとても大切です

寂しいと伝える事は恥ずかしい事ではありません

大人になるとなかなか言えなかったりしますが 思い切って言ってみると良いでしょう

言わなきゃ伝わらない事が世の中山ほどあります。