100%実体験 言葉の使い方講座

タイトル通り100%実体験から例題を出しています。何かのお役に立てれたら嬉しいです。

『ごめんね』の使い方

パパはお父さんの顔を見た事がない

パパが4〜5歳の頃

パパはお母さんに捨てられた

お母さんはパパや兄妹を家に置いてあまり帰ってこなくなって たまに帰ってくると菓子パンを沢山置いて また出かけて帰ってこなかったようだ

お腹が空きすぎて具合が悪くなるからいつも寝ていた 家の水が出ないので公園に水を飲みに行こうとするが お腹が空きすぎてフラフラしてしまい公園まで辿り着けず 近所の家の外の蛇口から水を勝手に飲んでいたようだ

雑草を食べたり 砂も食べた事があるらしい

パパから「砂はまずいから食べない方が良い」とアドバイスをもらった

学校に入学して給食費を払えず嫌な思いをしたり 

小学校3年生から過ごした施設では 高学年の男の子に熱いシャワーをかけられたり嫌がらせを受けた

その頃にはもう お母さんとは音信不通になっていた

嫌な事ばかりしかなかったと教えてくれた

パパと私が結婚する少し前くらいに 十何年ぶりでお母さんから連絡が来て会う事になった

思い出すら霞んでいる 

月日は流れに流れている

目の前にお母さんがいる

 

大きくなったね

 

パパはお母さんに第一声 大きくなったねと言われた

 

今までのパパの苦労をお母さんは知らない 

電気を止められて 子供達だけで過ごす怖い夜を知らない

空っぽの冷蔵庫 お腹が空きすぎていつも具合が悪くなっていた事も知らない

 

大きくなったねは間違いだ

ここは第一声「ごめんね」が正しい

大切に育ててあげられなくてごめんね

寂しい思いを沢山させてごめんね

よく生きていてくれたねごめんね

ご飯作ってあげられなくてごめんね

一緒に寝てあげられなくてごめんね

一緒に遊んであげられなくてごめんね

抱きしめてあげられなくてごめんね

 

ごめんねです 第一声は

大きくなったねではありません

 

ごめんね自分が悪い事をした時に使いましょう

幼稚園保育園で習った事は大事です

挨拶しましょう いただきます言いましょう ご馳走様でした言いましょう 靴そろえましょう

自分が悪い事した時 相手の子を傷つけてしまった時 

ごめんねを言いましょう

難しい事ではありません

幼稚園や保育園で習いました

思い出してみましょう。